県内の市場やスーパーは29日、正月用の豚肉やかまぼこ、昆布、飾り用の花などを買い求める客でにぎわった。仮設市場に移転した那覇市の第一牧志公設市場も昼すぎから常連客らでごった返した。

正月料理の食材を買い求める人たちでにぎわう仮設の第一牧志公設市場=29日午後、那覇市松尾(古謝克公撮影)

 精肉店を営み55年という上原山羊肉店の上原政子さん(76)は「お盆の時は少なかった客足も徐々に戻ってきた。市場の肉は新鮮でおいしいよ」とアピール。親の代から続くマルマサミートの上原昌光店長(54)は「変わらず訪ねてきてくれる客がいるからね。商品は十分用意しているので、新しい市場にも足を運んでほしい」と呼び掛けた。

 那覇市の荻堂芳夫さん(69)と佐代子さん(64)夫妻は、三枚肉や赤肉など1万円分を購入した。芳夫さんは元日が誕生日で、正月祝いと誕生日パーティーを兼ねるといい、「毎年の恒例行事で子や孫が30人ぐらい集まる。久しぶりにみんなに会えるのがうれしい」と待ち遠しそうだった。