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私の1年 漢字で記すと… 沖縄で活躍の3人に聞いた

2019年12月31日 10:57

 2019年も今日で終わり。今年活躍したり節目を迎えたりした3人に、この1年を漢字1文字で振り返ってもらった。陸上のマスターズ選手権の男子45~49歳クラスの400メートルリレーで世界記録を樹立した譜久里武さん(48)、6月に閉場して現在は仮設市場で営業する第一牧志公設市場組合長の粟国智光さん(45)、サーフィンのオールジャパングランドチャンピオンゲームス女子オープンの部で県勢では男女を通じて初優勝を果たした宮城有沙さん(19)が、それぞれの思いや信念、来年の抱負を語った。

今年の漢字を選んだ譜久里武さん(左)、粟国智光さん(中)、宮城有沙さん(右)

今年の漢字に「世」を選んだ譜久里武さん

今年の漢字に「思」を選んだ粟国智光さん

今年の漢字に「信」を選んだ宮城有沙さん

今年の漢字を選んだ譜久里武さん(左)、粟国智光さん(中)、宮城有沙さん(右) 今年の漢字に「世」を選んだ譜久里武さん 今年の漢字に「思」を選んだ粟国智光さん 今年の漢字に「信」を選んだ宮城有沙さん

世界新樹立 夢の途中

譜久里武さん(48) マスターズ陸上選手

 今年は12月にマレーシアであった陸上のアジアマスターズ選手権男子45~49歳クラス(M45)の400メートルリレー決勝で世界記録を出した。世の中は令和に変わり、世界中から人が集まる来年の東京五輪で聖火ランナーを務めることも決まった。なので「世」。本当にいい1年だった。
 これまでも周囲から「絶対に無理」と言われる中で、夢への挑戦を諦めずにやってきた。思い続けることの重要さを感じた。
 2021年に関西で開かれる世界最大級の生涯スポーツの総合競技大会「ワールドマスターズゲームズ」の100メートルでの世界一と、50歳で10秒台で走ることが目標。これからも、世の中の常識を変えるために夢への挑戦を続けたい。

市場への思い感じた

粟国智光さん(45) 第一牧志公設市場組合長

 地域の人たちや観光客に長年親しんでもらった旧第一牧志公設市場が、建て替えのために6月16日に閉場し、仮設市場に移転した節目の年だった。首里城も火災で主要な棟が焼失してしまった。沖縄を代表する場所が同時になくなるという、これまで経験したことのない年だった。
 それぞれの思いが集積した場所が公設市場だと改めて感じた。公設市場や首里城が私たちにとってどのような存在なのか、沖縄の人たちの思いが交錯した1年であり、「思」の一字が浮かんだ。
 公設市場や首里城への思いをもう一度共有して、次世代にバトンタッチできたらいい。思いを共有する人材をどう育成するかにかかっていると思う。

信じる強さ 挑む力に

宮城有沙さん(19) サーフィン全国優勝

 今年は「信じる」強さに気付かされた1年だった。元はネガティブな性格で、周囲から「もっと自信を持ちなよ」と言われてきた。試合でも、有名選手が相手だと不安になりがちだった。
 精神面を強くしないとプロにはなれないと感じ、9月に挑戦したプロ試験では「とにかく自分を信じよう」と決めた。日々練習を重ねて頑張らないと、自分を信じることはできない。11月の全国優勝も「自分はできる。ここまで来た力がある」と信じた結果だった。
 来年の目標は、プロ1年目だけが挑戦できるルーキーオブザイヤーを取ること。自分が活躍してサーフィンの魅力を伝えることで、まだ少ない沖縄の女性サーファーを増やしたい。    

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