首里城は約450年にわたって繁栄した琉球王国の王宮であるとともに、政治や経済、祭祀(さいし)、文化の拠点として、その役割を果たしてきた。明治政府による「琉球処分」で王国が終焉(しゅうえん)した後は、「鉄の暴風」ともいわれた沖縄戦で消失。