2日は旧暦12月8日のムーチー(鬼餅)の日。沖縄県那覇市内の店舗では、無病息災や子どもたちの健康を願って、朝から多くの客が買い求めた。

ムーチーを買い求める客でにぎわった=2日、那覇市牧志・餅の店「やまや」

 市牧志にある創業約60年の餅の店「やまや」(津嘉山廣代表)では、開店の午前8時半から約50人が行列を作った。この日だけで5千個を販売予定で、スタッフは通常の2倍の12人で対応した。スタッフの兼島久子さん(68)は「子どもたちが風邪をひかず健康で冬を過ごしてほしい」と笑顔。

 創業70年以上という市松尾の松原屋製菓でも客が次々と購入した。那覇市の仲間信俊さん(76)は「毎年買って先祖に供えている」、浦添市の濱井義則さん(70)は「県外にいる娘がムーチーの味が忘れられないと言っているので郵送します」と話した。

 この時季の冷え込みを「ムーチービーサ」と呼ぶが、沖縄気象台によると、3日の那覇の予想最高気温は21度と平年より高い見込み。