飲酒運転の危険性を知ってもらおうと、沖縄県今帰仁村の今帰仁自動車学校で12月26日、飲酒運転体験が開かれた。重大事故につながりかねない飲酒運転。実際、飲酒した状態で運転するとどうなるのか。警察官立ち会いの下、記者が体験してみた。(北部報道部・嘉良謙太朗)

飲酒運転を体験する参加者=12月26日、今帰仁村・今帰仁自動車学校(仲間里枝通信員撮影)

 体験には記者を含め10人ほどの男女が参加。午後7時半から約1時間飲酒し、記者はビール1缶(350ミリリットル)と、度数30度の泡盛の水割り(約200ミリリットル)3杯を飲んだ。

 ビール、泡盛、酎ハイ―。オードブルを囲みながら、お酒を楽しんだ後は呼気検査へ。「まだ酔っていない」。多くの参加者がそう口にし、記者も同じ気持ちだった。

 しかし結果は、呼気1リットル中から酒気帯びの基準値(0・15ミリグラム)を上回る0・37ミリグラムのアルコールが検出された。0・25ミリグラム以上の酒気帯び運転は免許取り消しで、欠格期間は2年となる。

 感覚では、ほろ酔い気分になっておらず、乗車の順番を待つ間、冷たい風に吹き付けられて酔いもさめた気がしていた。

 いよいよ実車へ。まずは校内を1周し、S字カーブ、バックでの駐車、ポールの間の通り抜け―など、助手席に座る教官の指示通りこなしていった。自己採点は合格。ミスなく終えたと自信満々だった。

 だが、講評は「カーブ時の速度が速い。『止まれ』の標識で止まったが停止線を越えていた。中央線をはみ出し、『右折』と言ったのに左折した」。

 通常ならしないミスを重ねた。この小さなミスが重大事故を引き起こしかねないと実感した。