「吉永小百合・坂本龍一チャリティーコンサートin沖縄 平和のために~海とぅ詩とぅ音楽とぅ」(主催・公演実行委員会)が5日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。沖縄や平和の尊さをテーマに俳優の吉永さんが詩を朗読し、音楽家の坂本さんがそれに合わせてピアノ演奏した。会場には満員の約1700人の観客が詰め掛け、詩と音楽が織りなす世界に酔いしれた。

子どもたちと「てぃんさぐぬ花」を合唱し、笑顔を見せる(手前右から)古謝美佐子さん、吉永小百合さん、坂本龍一さん=5日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター劇場棟(国吉聡志撮影)

ピアノソロを披露する坂本龍一さん=5日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター(国吉聡志撮影)

子どもたちの平和の詩を朗読する吉永小百合さん=5日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター(国吉聡志撮影)

子どもたちと「てぃんさぐぬ花」を合唱し、笑顔を見せる(手前右から)古謝美佐子さん、吉永小百合さん、坂本龍一さん=5日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター劇場棟(国吉聡志撮影) ピアノソロを披露する坂本龍一さん=5日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター(国吉聡志撮影) 子どもたちの平和の詩を朗読する吉永小百合さん=5日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター(国吉聡志撮影)

 反戦や反核を訴え続けている吉永さんと坂本さん。各地で共演しているが、沖縄では初めて。吉永さんは「『いつか沖縄で坂本さんと一緒に』とずっと願っていた」と喜び、沖縄での演奏自体が初めてという坂本さんも「長年の夢がかないました」と話した。

 吉永さんは白い衣装で登場。戦争や米軍基地に翻弄(ほんろう)される沖縄などをテーマにした詩7編や、毎年6月23日に行われる沖縄全戦没者追悼式で読まれる「平和の詩」4編を、表情豊かに観客に語り掛けた。坂本さんは、詩の情景を描くようにピアノの音色を響かせた。

 坂本さんはピアノソロで、映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲など7曲を披露した。沖縄の政治家・故瀬長亀次郎さんや、公害病の水俣病を題材にした映画のテーマ音楽も演奏。「両方とも僕がやったのは何かの縁。企業が隠蔽(いんぺい)し被害を受けるのは地元の人というのは、基地の問題も同じような構造と感じる」と語った。

 歌手の古謝美佐子さんとも共演し「安里屋ユンタ」などで会場を盛り上げた。アンコールには県内の小学生から高校生まで36人が加わり、全員で「てぃんさぐぬ花」を披露した。

 実行委のメンバーは沖縄タイムス社、琉球新報社など。収益金はひめゆり平和祈念資料館、白梅同窓会、対馬丸記念館、辺野古基金の4カ所に寄付し、平和推進活動に役立てる。