玉城デニー知事は6日の県職員向け年頭あいさつで、火災で正殿などが焼失した首里城について「国や那覇市など関係機関と連携し、一日も早い復旧復興に挑み続ける」と決意を示した。また「辺野古新基地建設の断念を政府に強く求めていく」とし、係争中の裁判で「県の主張が認められるよう全力を尽くす」と決意を新たにした。

県庁での年頭あいさつで新年の抱負などを述べる玉城デニー知事=6日午前、県庁

 「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の世界遺産登録から20周年を記念し、県内で10~11月ごろ開催予定の第7回世界遺産サミットで「国内外に、よりいっそう沖縄の魅力を発信していく」と述べた。サミットでは世界遺産が所在する自治体の首長などが、世界遺産の保全や観光への活用について意見交換する。県内での開催は初めて。

 福祉分野では、できるだけ早期に、子どもの権利を尊重し、虐待から守るための条例を制定し「子どもが健やかに成長できる社会を実現したい」と語った。

 戦後75年の節目を迎え、シンポジウムや巡回平和展などの開催を通し、国内外へ県民の平和への思いを発信していくと力を込めた。

 次期振興計画については「沖縄21世紀ビジョン基本計画」の総点検結果などを踏まえ、市町村や経済団体、県民から広く意見を集め、策定へ向けた取り組みを加速させたい考えを示した。本年度から本格的に取り組みを開始したSDGs(持続可能な開発目標)を全県的に進めることも強調した。