沖縄県読谷村の写真家で作家のラブ・オーシュリさん(66)はこのほど、知人が1960年代に国頭村辺土名で撮影した写真4枚を国頭村の前村編さん副委員長だった宮城樹正さん(73)に提供した。

ドン・キューソンさんが1960年代に撮影した写真

(右から)宮城樹正さん、伊波正和さん、ラブ・オーシュリさん、宮城樹史さん=国頭村辺土名

ドン・キューソンさんが1960年代に撮影した写真 (右から)宮城樹正さん、伊波正和さん、ラブ・オーシュリさん、宮城樹史さん=国頭村辺土名

 写真は、64年ごろに米軍嘉手納基地で働いていたドン・キューソンさん(米アリゾナ州在住)が撮影したもので、4枚にはそれぞれ「8人の子ども」「校舎周辺の児童と大人がトラックに乗る」「子どもたちが何を見学」「山が削られていく姿とテント小屋から眺めている米兵」と写真説明が書かれていた。

 宮城さんは、弟の樹史さん(63)をはじめ辺土名区民に写真を見せたところ、伊波正和さん(62)が「あ、これは僕だ」と声を上げた。

 父親の伊波正男さん(90)=辺土名=も正和さんの写真を確認。写真に写っている50年以上前の子どもたちが、次々と判明し、みんなで喜んだ。また、写真の1枚の場所が、辺土名小学校の東校舎とトイレであることも分かった。

 オーシュリさんは12月に宮城さん宅を訪れた際に、伊波正和さんと対面。「良かった。こんなに大きく成長して」と感激していた。

 キューソンさんは60年代の沖縄在住中に県内各所で約1万枚の写真を撮影したという。宮城さんは「北部方面の写真があれば、提供してほしい」と要望。

 オーシュリさんは「子どもたちが元気でいることを知りうれしい。キューソンさんにすぐ伝えます」と話した。(山城正二通信員)