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辺野古の新基地建設 大浦湾側の2工事を延期 防衛省が執行時期見直し

2020年1月8日 09:16
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  • 名護市辺野古の新基地建設で、政府は大浦湾側の工事の延期を決定
  • 同湾では軟弱地盤の改良が必要だが、実施の見通しがたたないため
  • 延期は2件で、工費は約127憶円。別の米軍移転関連費に充てる

 【東京】名護市辺野古の新基地建設で、防衛省は7日までに2019年度に計上していた大浦湾側の関連工事2件(約127億円)の延期を決めた。同省によると、2件の工事費用は約160億円で買収するとしている米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練の移転候補地・馬毛島(鹿児島県)の購入費用に充てられる。

辺野古の埋め立て工事。右が大浦湾側(資料写真)

 2工事は大浦湾側にかかる事業で、埋め立てにより河口がふさがる美謝川の水路切り替えの工事(約71億円)と、辺野古ダム周辺で採取した土砂を運ぶベルトコンベヤー設置工事(約56億円)。同省によると、大浦湾に存在する軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更の手続きがまだ完了しておらず、2工事も執行時期の見直しが必要だと判断した。地盤改良に伴う設計変更の申請を受ける県はこれを不承認とする構えで、2件の工事時期も不透明だ。

 馬毛島を巡っては、政府は22年度にも飛行場など関連施設の工事を始める方針で、航空自衛隊を中心に人員約100人規模の基地とする予定。防衛省は馬毛島のほぼ全域を所有する開発会社と交渉し、昨年11月に買収合意した。政府は普天間飛行場所属オスプレイの訓練移転も検討している。

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