沖縄美ら島財団と沖縄科学技術大学院大学の研究グループは、日本初記録となるハゼ類「ラーソネラ プミルス」が恩納村沖の深海で見つかったと8日発表した。県の代表的な黄色い花のユウナ(オオハマボウ)にちなみ、和名「ユウナハゼ」を提唱している。昨年11月、動物分類学の学術雑誌「Zootaxa(ズータクサ)」に掲載された。

国内で初めて恩納村沖の深海で発見された「ラーソネラ プミルス」(沖縄美ら島財団提供)

 この個体は2017年8月、同財団の無人探査機が水深214メートルの海底から採取したオオクマサカガイの貝殻から発見した。体全体が黄色く、尾びれの付け根だけにうろこを持つなど、従来、国内で知られたハゼ類と異なる特徴があった。

 標本調査の結果、世界で7例目の発見と判明。遺伝子を解析し、サンゴ礁などにすむイレズミハゼの仲間に近いことも分かった。

 同財団によると、ハゼ類は世界に2千種類以上いて、魚類の中でも種の多様性が高い。通常は沿岸域や河川に生息し、深海のハゼ類に関する情報はほとんどないという。