沖縄県沖縄市で3例目の豚コレラ(CSF)感染が確認されたことを受け、沖縄県は10日午後、玉城デニー知事が本部長の第2回県特定家畜伝染病防疫対策本部会議を開催した。冒頭部分が公開され、玉城知事は「CSF発生が続いており、県内養豚農家の方々も非常に大きな不安を抱かれている」と述べ、適格な防疫作業の実施とウイルスの拡散防止に全力を尽くすと強調した。

3例目の豚コレラ発生を発表する玉城デニー知事=10日午後、沖縄県庁

3例目の豚コレラ発生を発表する玉城デニー知事(中央)=10日午後、沖縄県庁

3例目の豚コレラ発生を発表する玉城デニー知事=10日午後、沖縄県庁 3例目の豚コレラ発生を発表する玉城デニー知事(中央)=10日午後、沖縄県庁

 その上で「(国から)ワクチン接種の用意があると聞いているが、まず発生から10キロ圏内の養豚場で感染が広がっていないかを確認することが最優先」と話し、周辺養豚場での感染状況を確認し、農家の意見を聞きながらワクチン接種の必要性を判断する考えを示した。

 豚やイノシシを飼育する農家には、飼養衛生管理基準を順守し、異常が認められる時には24時間対応の県家畜保健衛生所へ迅速に連絡するよう呼び掛けた。

 県によると3例目は、1例目の豚コレラ感染確認後に半径3キロの「移動制限区域内」の養豚場で豚30頭から採血したところ、遺伝子検査で1例目と別の養豚場の2頭が豚コレラ感染の疑いがあることが分かったという。

 県は9日、再び検査し、豚の元気消失、せき、下痢などの症状を確認。異常豚の臓器を県家畜衛生試験場に搬入し、遺伝子検査したところ3頭全てが陽性だった。同養豚場で飼育する豚2809頭を殺処分する方針。