【名護】県内で食肉処理される豚の約3割が搬入される名護市食肉センターは、豚コレラの発生後、業者の出入りなど立ち入り制限や搬入口に消石灰をまくなど対策を強化している。

石灰がまかれた名護市食肉センターの搬入口=10日、名護市世冨慶の同センター

 同センターでは、搬入された豚を食肉処理し、カットして袋詰めなどにした後、県内各地の販売店などに搬出される。平常時から車両消毒、獣医師によるチェックを実施しており、判明後はさらに厳重な体制を敷いているという。

 同センターを管理する県北部食肉協業組合の波平克也専務理事は「熱があったり体調が悪かったりする豚は、獣医師の検査後すぐに焼却処分などを行っている」と説明。一方、感染した豚を飼育していた養豚場から感染判明以前に搬入があったことで「ウイルスは靴底についた泥や衣服などに付着して人が運ぶことも考えられる。感染拡大につながるリスクがゼロとは言い切れない」と警戒する。

 さらに家畜保健衛生所では24時間体制で電話を受け付けているとし「早期発見早期通報が一番大事。沖縄の食文化や経済への影響を最小限に食い止めるため、養豚農家は速やかに連絡してほしい」と訴えた。