【長嶺栄太通信員】南風原町出身の赤嶺昇平さんが中国武漢でこのほど、たこ焼き居酒屋をオープンさせた。座席数20席の本格的な店舗。中国内陸部ではまだまだカジュアルな日本料理店は少なく、日本のように軽く1杯というアルコール文化は浸透していないが「カジュアルなアルコール文化を広めていきたい」と意気込んでいる。

 赤嶺さんは高校生の頃から海外に興味を持ち、那覇西高校卒業後の2002年、経済的に急激な成長を遂げる中国の上海に注目して留学を決めた。

 同済大学の本科生(学部生)として学び、卒業後は上海で展示会運営会社に勤務。中国系企業に勤めながら、個人的な趣味であるクラブでのDJ活動を継続。独特の経験を通じて中国語を習得したほか、中国社会に対する理解も深い。

 17年に友人の紹介で中国内陸部の都市、武漢を訪れた際、これからの発展の可能性を感じた。その後、定期的に武漢に足を運び、自身でビジネスを興す機会に巡り合った。

 赤嶺さんは「那覇市栄町のような誰でもふらりと気軽に立ち寄れる店を作りたかった」と開店の意図を説明。「日本と中国の文化の懸け橋になりたいと思い沖縄を飛び出しはや17年がたった。いろいろな経験の中でやっと何か形になることができた」と店を構えた喜びを話している。

(写図説明)中国でたこ焼き居酒屋をオープンさせた赤嶺昇平さん。「カジュアルなアルコール文化を広めたい」と意気込む=中国・武漢