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西武・山川が気に掛ける「超沖縄人」の後輩 長打力で飛躍を期す砂川リチャード

2020年1月14日 06:23
9秒でまるわかり!
  • 2年連続本塁打王の山川が気に掛ける沖縄出身の後輩がいる
  • ソフトバンク育成3年目の砂川リチャードは長打力が持ち味
  • 王会長の助言も受け、勝負の年の今季は支配下登録を目指す

 ソフトバンク内野手の砂川リチャード(沖縄尚学高出)が勝負の育成契約3年目を迎えた。持ち味の飛距離を武器に、昨秋のアジア・ウインターリーグ(AWB)では17試合で3本塁打、2割9分9厘と活躍した。自主トレで汗を流す右の大砲候補は、1軍戦に出場可能な「支配下選手登録が目標。ホームのペイペイドームでホームランを打ちたい」と気持ちを高ぶらせている。

西武・山川穂高らとの自主トレで打撃練習するソフトバンクの砂川リチャード=アトムホームスタジアム宜野湾

 元米海兵隊員の父親ジョンさん、母親の砂川あけみさんとの間に生まれた。沖尚高では1年から頭角を現し、2017年のドラフト育成3順目で指名された。福岡県のタマホームスタジアム筑後で練習や試合に汗を流しており、昨季は11本塁打、54打点だった。

 成長した姿を見せたのが台湾や韓国、日本の若手らが集まったAWBだ。「大会前半はボール球をきちんと見逃してストライクゾーンに入ってきた球を前に飛ばせたことが好調の理由」と分析する。

 大会前、868本塁打の日本記録を持つ球団の王貞治会長から「ボールとバットを結ぶ線を意識して打て」と助言された。砂川は「結ぶ線には強弱があるけど、自分は思い切り振ることしかできていない。会長の言葉はとてもすごく深い」と心に刻み込んだ。

 西武の山川穂高一塁手(中部商業高−富士大出)が主催する自主トレには中学時代の恩師のつてで昨年から加わった。キャンプで体を仕上げる1軍選手と異なり、育成選手のため初日からアピールしないといけない立場だ。「昨年も参加して結果を残せた。今年もいいスタートダッシュを切りたい」と闘志を燃やす。

 山川は古里の後輩に「全然駄目。会話でも行動でも、もっとキレを出してほしいしガツガツやってほしい」と辛口のエール。自身は苦労して2年連続パ・リーグ本塁打王をつかんだだけに「(砂川は)優しいっす。超沖縄人。毎日、毎日怒っています」と気に掛ける。

 育成契約は3年をめどに更新されるため、砂川が今季に懸ける思いは強い。育成出身投手の千賀滉大や捕手の甲斐拓也がチームの大黒柱となったことから「球団は選手をきちんと見てくれている。自分の力をアピールしたい」と語る。

 12日には北中城村の成人式に出席。「数年後には、みんなが誇りに思う選手になりたい」との気持ちを抱いたという。188センチ、112キロと球界でも目立つ大きな体に大きな夢を膨らませた。(又吉健次)

 

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