うるま市や沖縄市の養豚場で豚コレラ(CSF)感染が確認された問題で、県は13日、初期の発生地から半径3キロ圏内(移動制限区域内)で未確認だった17養豚場の検査結果が全て「陰性」だったと明らかにした。ただ、半径10キロ圏内(搬出制限区域)の他の43養豚場などの結果を待っており、新たな感染豚が出ないか警戒を続けている。

豚の殺処分に当たる作業員=13日、沖縄市(県提供)

 CSFは8日にうるま市の2養豚場で確認され、10日には沖縄市の養豚場でも見つかった。県は三つの養豚場を中心とした半径3キロの移動制限区域を設定し、圏内で新たな発生がないか検査を進めていた。現段階で陰性の17養豚場の再検査は予定していない。

 一方、県は10日の沖縄市での発生を受け、家畜検査の対象を半径10キロの搬出制限区域に拡大。3~10キロ圏の43養豚場の検査を11日から進めている。県によると、検査から結果が出るまで8~10日かかるという。また野生イノシシについても捕獲して検査する方向で調整している。

 殺処分の対象となる豚の数は修正され、7175頭となった。13日午後9時現在、7025頭が殺処分されており、13日までに全て終える予定。同日、午前0時からは沖縄市内の3養豚場の豚を埋却する作業が始まっている。

 一方、うるま市の養豚場では豚舎内の飼料や堆肥の処理、作業器具などの洗浄、消毒など防疫措置で取るべき作業が遅れている。

 県は、今後CSF感染が拡大した場合、埋却地が不足する懸念が出ていることを踏まえ、殺処分された豚に熱を加えてウイルスを死滅させる「レンダリング処理」の装置を手配していることも明らかにした。

(写図説明)豚の殺処分に当たる作業員ら=13日、沖縄市内(県提供)