麻疹(はしか)の免疫力が不十分な可能性がある20歳以上50歳未満の男女を対象に、県は昨年10月末から、抗体検査やMRワクチン接種の費用の一部補助を始めた。県内155カ所の医療機関で検査や接種ができるが、補助による検査は昨年12月10日時点で17人にとどまる。補助は今年2月末までで、県は多くの利用を呼び掛けている。

(資料写真)混合(MR)ワクチンの2回接種を呼び掛けながらパレードする参加者=那覇市久茂地

 対象は、県内在住で1969年4月2日から99年4月1日までに生まれた人。一般に2500~5千円の費用がかかる抗体検査は、2500円を補助する。抗体不十分の結果が出れば、1万円前後のワクチン接種もほぼ全額の1万197円を補助する。

 感染力が非常に強いはしかは2018年、台湾観光客を発端に県内で101人が集団感染した。19年は4人だったが、県は今夏の東京五輪で外国人観光客が多く訪れ、国外・県外からウイルスが持ち込まれるリスクが高まるとみて「観光業に従事する人は特に検査を受けてほしい」とする。

 実施医療機関は県地域保健課のホームページで確認できる。