沖縄県のうるま市や沖縄市の養豚場で豚コレラ(CSF)の感染が相次いで確認された問題で、富川盛武副知事は17日、ワクチン接種について「早急に打つよう調整している」と述べ、接種に踏み切る方針を明らかにした。県庁で県議会各会派の代表者らを対象にした説明会後、報道各社の取材に答えた。

豚の殺処分に当たる作業員ら=13日、沖縄市(沖縄県提供)

豚コレラワクチン接種の流れ

豚の殺処分に当たる作業員ら=13日、沖縄市(沖縄県提供) 豚コレラワクチン接種の流れ

 開始の時期は「(週明けに関係者が接種について話し合う)会議を踏まえて判断する」と述べた。

 一方、県の仲村敏畜産課長は、報道各社への説明会で「専門家の意見を聞いて知事が判断する」と話した。県は畜産関係者と防疫方針を話し合う「県CSF防疫対策関係者会議」を22日に開く方向で調整している。

 県は17日、発生4例目となる養豚場の全1717頭の殺処分を終えた。これで発生が確認された7養豚場の計9043頭すべての殺処分が終了した。早ければ18日にも、全ての養豚場の防疫措置を終える見通し。

 感染の拡大を防ぐため、来週にも全県的なイノシシ調査を始める。

 発生農場と人や物の行き来がある「疫学関連農場」として、県は5養豚場を検査していることを明らかにした。うち2養豚場は「陰性」だった。残り3養豚場については検査を進めている。

 また、農家から豚が死んでいるとの報告を受け「病性鑑定」を進めている3養豚場の検査では2養豚場が「陰性」で、1養豚場は検査中。さらに1養豚場の鑑定依頼を受けたため、県は合わせて検査する。

 発生地から3キロ以内にある養豚場は、すでに陽性が確認された養豚場を除く16カ所で「陰性」が確認されている。また、搬出を制限する3~10キロ圏内にある43養豚場のうち26養豚場も「陰性」となっている。残り17養豚場については検査が続いている。