日本全国の塗装店有志が集まったボランティア団体「塗魂インターナショナル」は13~15日、今帰仁村中央公民館の柱のペンキ塗り直し作業に汗を流した。塗装業者やその家族ら約60人が熱心に作業し、13日には地元の小学生も参加。色あせた280本の柱のうち約220本が鮮やかな赤色に塗り直された。

ボランティアで柱の塗装を行った塗魂インターナショナルのメンバーら。中央の3本の柱も鮮やかな赤に塗り直された=14日、今帰仁村中央公民館

柱のペンキ塗り替え作業をする参加者

ボランティアで柱の塗装を行った塗魂インターナショナルのメンバーら。中央の3本の柱も鮮やかな赤に塗り直された=14日、今帰仁村中央公民館 柱のペンキ塗り替え作業をする参加者

 塗魂インターナショナルは2017年から海外で学校や病院、歴史的建造物の塗装を無償で行い、今回が同団体として10回目の事業。母が今帰仁村出身だという県修学旅行アドバイザーの高山厚子さん(77)の呼び掛けで実現した。

 同公民館は1975年に落成し築45年。近代的建築物の記録や保存に取り組む国際的学術組織ドコモモジャパンの15年度「日本におけるモダン・ムーブメントの建築197選」にも選定されている。

 塗り直し作業では、ペンキを塗る前に下塗り材を塗ることで水を通しにくくして耐久性を高める「バリュー工法」を使用し、より強固な建物に変身。材料は国内の塗料メーカーが寄付した。

 同団体の池田大平専務理事(55)=愛知県=は「沖縄県の返還を記念して作られた建物だと聞いた。その建物の継続に関われてうれしい」、ペイントスタッフの吉田哲朗代表取締役(46)は「一緒にやる仲間がいるから自分たちも楽しい。それで感謝されたらこんなにうれしいことはない」と笑顔だった。

 塗装業「麻布」沖縄営業所の光永光さん(42)=西原町=は「全国各地から来てくださり、大変ありがたい」と感謝した。

 喜屋武治樹村長は「こんなにきれいにしていただいて感激。これで今帰仁が盛り上がっていってほしい」と期待した。