沖縄県糸満市議会の民生委員会(金城悟委員長)は17日、闘鶏禁止条例の制定を求めて市議会に提出された陳情を受け、軍鶏が保護されている市内の現場を視察した。

軍鶏を保護している本田京子さん(右)の説明を聞く糸満市議ら=17日、糸満市

 陳情を提出したのは、軍鶏を保護し、飼育している本田京子さん(43)=糸満市。2017年ごろ、名護市内でけがをした軍鶏を発見したのをきっかけに、ごみ捨て場に遺棄されたり、闘鶏場で飼われていたが飼育放棄されたりした軍鶏を保護している。

 本田さんが運営している「クックハウス」には現在102羽の軍鶏がおり、感染症やけんか防止のためそれぞれゲージに入れて飼育されている。餌代は寄付を中心にやりくりしているという。

 陳情書では、闘鶏を禁止する条例の制定と、闘鶏をした人への罰則などを求めている。本田さんは委員会の市議らに、遺棄されている軍鶏のほとんどが重症や病気の状態だと説明。「傷ついた軍鶏がいる現状に目を向け、早急に闘鶏を禁止してほしい」と訴えた。

 陳情は昨年12月の市議会で継続審議となっており、3月に再審議される予定。