沖縄県本部町の沖縄美ら海水族館は20日、アマダイ科で琉球列島固有種の「ハナアマダイ」の世界初展示を始めたことを発表した。2匹のハナアマダイは全長35センチほどで、「深海への旅」コーナーで観賞できる。

世界初展示のハナアマダイ(国営沖縄記念公園・海洋博公園提供)

 同水族館が昨年12月、本島東部で深海生物調査を実施した際に水深約350メートル付近の海底から採集した。深海魚は通常、水圧の変化に耐えきれず死ぬケースが多いが、水圧が調整できる同館独自の加圧水槽で5日間の加圧・減圧を行って環境に慣らすなどして、8日から展示を始めている。

 ハナアマダイは飼育例がないため、生態がほとんど明らかになっていない。泥底に巣穴を掘るとされるが、どうやって掘るのかも不明で、飼育担当の比嘉俊輝さんは「未知の魚なので楽しみ。雌雄だったら繁殖に取り組みたい」と期待を寄せた。