在日米軍の特権などを定めた日米地位協定の内容を話し合う中で、日本政府が米政府に提示した57項目の要求には、当時の日本側の問題意識が如実に表れている。ただ、そのほとんどは地位協定に明記されず、不平等な状態が残ったまま、60年がたった。地位協定は一度も改定されていない。