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「(イノシシが)泳いでいけるはずがない」 沖縄の豚コレラ、人の移動による感染か 農相が見解

2020年1月22日 07:49

 【東京】江藤拓農相は21日の記者会見で、県内で確認されている豚コレラ(CSF)に関し、人の移動による感染の可能性を指摘した。23日に省内で疫学調査チームの検討会を開き、感染経路などの調査結果が報告される。

殺処分された豚が入った袋を、埋却地に下ろす重機=10日午前9時半ごろ、うるま市

 県は20日、県内のCSFウイルスが、国内で確認されている遺伝子型と同一だったと発表している。

 本土の場合はイノシシによる感染とみられているが、江藤氏は「(イノシシが)泳いでいけるはずのない沖縄で発生した。一番考えられるのは、人の移動によるものかもしれない」との見解を示した。「あらゆる可能性を排除できない」とも述べた。

 ウイルスの感染経路の解析については「全力を尽くしたいが、なかなか難しいと思っている」と特定を困難視した。

 疫学調査チームの調査結果を踏まえ、今後の対応を慎重に議論する見通し。

 県が検討している豚へのワクチン接種に関しては「(県から)要請をいただいて、われわれがもたつくことがないように、態勢を整えて待ちたい」と述べ、迅速に対応できるよう備える考えを示した。

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