沖縄戦を描いた映画「島守の塔」の製作説明会が22日、那覇市内のホテルであった。3月下旬に沖縄県内で撮影が始まり、10月10日の県内プレミア試写会を皮切りに、県外でも上映される。五十嵐匠監督は「100年残る映画を作ろうと思う」と述べ、協力を呼び掛けた。県内の個人・企業の有志でつくる「映画『島守の塔』の製作を応援する会沖縄」も発足した。

映画製作への思いを語る五十嵐匠監督=22日、那覇市・沖縄ハーバービューホテル

 映画は沖縄戦当時の県知事・島田叡(あきら)さんと県警察部長・荒井退造さんの姿を通して沖縄戦の実像に迫る。

 嘉数昇明製作委員長は、「県民の心情に即したいい映画になるよう願っている」とあいさつした。

 五十嵐監督は「偉人伝を作るつもりはまったくない」とし、「極限状態で人は他人を思うことができるのかが映画のテーマ」と説明。「この映画を完成させないといけないという使命がある。沖縄の人たちにも協力していただけたらと思う」と語った。

 製作を応援する会沖縄には22日現在、県内の企業・法人から47人が名を連ねた。呼び掛け人代表には、嘉数製作委員長と県野球連盟の又吉民人会長を選任。映画の意義の周知や協賛金の呼び掛けなどに取り組む。

 県内の有志でつくる「製作を応援する会沖縄」の会員47人(同日現在)は次の通り。(順不同、敬称略)

 稲嶺恵一、新垣雄久、石川秀雄、牧野浩隆、嘉数昇明、又吉民人、比嘉良雄、嘉手苅義男、金城克也、呉屋守将、平良朝敬、照屋寛孝、玉城義昭、富田詢一、豊平良孝、新垣幸子、上地英由、上間義正、宮里博史、山城博美、迫幸治、鈴木静夫、高良圭、森本浩平、比嘉正輝、渕辺美紀、奥キヌ子、幸喜徳子、末吉康敏、上間優、湧川昌秀、仲田龍男、平田久雄、宮里好一、神谷孝、名嘉山興武、中村一彦、久保田憲二、上原直樹、森田明、長濱弘真、久保田照子、西村聰、金城棟啓、新城英一、新城伸子、松本謙