沖縄県は豚コレラ(CSF)ワクチンの接種決定に伴い、作業の進め方や必要な防疫措置をまとめた接種プログラムの策定を加速させる。

殺処分した豚コレラ感染豚を埋却(資料写真)

 ただ、飼養衛生管理基準の順守や接種に当たる獣医師の確保、野生イノシシの調査体制なども明確にしなければならず、策定後も国との協議が必要になる。県は「早めに実行できる体制を整えたい」とするが、現段階で接種開始の具体的な時期は見通せていない。

 県は現時点でCSFが確認された沖縄本島を接種の対象地域に想定している。

 また、本島は北部・南部の2カ所にと畜場があるほか一部の農家が北部に肥育農場、南部に繁殖農場を有しており、南部~北部で豚の移動が多いことにも着目。

 養豚場の生産活動への影響を極力避け、ワクチンの効果を上げるため、北部と南部の両側から接種を進めていくことを検討している。

 ワクチン接種に携わる人員の確保も課題だ。1回の接種には獣医師と作業を補助するスタッフなど4人のチームが必要になるとしている。1チームで対応可能な接種は1日当たり2千頭と計算するが、養豚場の規模や、施設の形状によって作業効率は変わる。

 また同じチームが短期間で複数の養豚場を回れば感染を拡大させる恐れもあるため、効率的な配置や必要な人員の割り出しを急いでいる。