那覇市垣花町出身で大阪府寝屋川市に住む加藤(旧姓・安次嶺)初子さん(89)が戦争で生き別れた友人を捜すため、25日から沖縄を訪れている。戦時中、初子さんは一家で大分県に疎開するため1945年2月に沖縄を離れた。「もしも生きているのなら今すぐにでも会いたい」と、一日も早い再会を願っている。(那覇担当・比嘉桃乃)

学生時代の加藤初子さん(中央)と友人の渡慶次菊子さん、平良達子さん(提供)

大分県に疎開した頃の加藤初子さん=1945年4月ごろ撮影(提供)

3人との思い出を振り返る加藤初子さん(右)=25日、那覇市内

学生時代の加藤初子さん(中央)と友人の渡慶次菊子さん、平良達子さん(提供) 大分県に疎開した頃の加藤初子さん=1945年4月ごろ撮影(提供) 3人との思い出を振り返る加藤初子さん(右)=25日、那覇市内

■幼なじみのお兄ちゃん

 捜しているのは近所に住んでいた2、3歳年上だという幼なじみの「宮里ジロウさん」と、同級生の「渡慶次菊子さん」「平良達子さん」。

 初子さんは垣花国民学校の出身。44年4月に県立第二高等女学校に入学した。

 幼なじみの宮里さんは「勉強がよくできるお兄ちゃんのような人」。特攻兵に志願したが、帰還したと大分で聞いた。