【久高泰子通信員】フランスのルーブル美術館地下でこのほど、フランス政府公認芸術展「サロン・デ・ボザール2019」が開催され、石垣焼窯元の金子晴彦さん(58)、聖代さん(53)夫妻のアーティストユニット「KANEKO」の出品作「フライングアウェイ」が、インスタレーション部門の外部審査で銅賞に輝いた。

 「フライングアウェイ」はガラスと陶器を融合させた独創的な作品。石垣島の海の色を表現する独自の石垣焼の技法を用いた空間芸術(インスタレーション)で、縦3メートル、横5メートルの壁面に、波がはじけて空へと舞い上がる様子を表現し、自らを解放する意味を込めた。

 ユニットとしては今回が初の作品出展となる。金子夫妻は「今後は夫婦で作品制作することにした。初の合作が受賞し、素晴らしい門出になった。石垣島から世界へ羽ばたき、子供たちの道しるべになりたい」と抱負を語った。

 フランス国立美術協会は1861年にロダンなどが設立。ドラクロワ、マネ、などが会員だった権威ある伝統の美術団体で、歴代大統領も後援している。晴彦さんの作品は仏国立ギメ東洋美術館に収蔵されており、仏国での評価が高い。

(写図説明)「サロン・デ・ボザール2019」の会場に展示された自作の前に立つ金子聖代さん(右)、晴彦さん=フランス・パリ