【市塚和枝通信員】イタリアミラノ在住で那覇出身のピアニスト知念杉子さんとルカ・アーノルド・コロンボさん夫妻が、このほどスペイン各地で毎年開催されている国際クラシック音楽フェスティバルに出演し、連弾のピアノ演奏を行った。

 知念夫妻の2度目の演奏となるエスグレシアデンプリエスは小さな町だがその会場の教会が素晴らしく、周りは地中海の絶景に囲まれている。

 また続くサガロ国際音楽フェスティバルには今回が初参加だが、スペイン版ビバリーヒルズと呼ばれるほどの素晴らしいビーチと環境が整った街でもある。

 二つのコンサートではアンコール曲に伊藤康英作曲の「琉球幻想曲」を披露。竹富島の「安里屋ユンタ」のメロディーをモチーフに、沖縄の自然を思い起こさせる作品で、日本でもラテンでもない琉球音階の響きを紹介した。

 知念さんは「イタリアに移り住んで26年だが、ふるさとの沖縄は何年たっても心のよりどころで身近な存在」と説明。沖縄へのメッセージとして「首里城の火災では世界中の人たちが大変なショックを受け、沖縄に住んでいる人々はどれほどに心を痛めたことか。首里城再建まで微力だが常に協力していきたい」と話した。

(写図説明)国際音楽フェスティバルでピアノ演奏する知念杉子さん(手前)とルカ・アーノルド・コロンボさん夫妻=スペイン・サガロ