私のこと、覚えているかな。知らない番号の着信だと、取ってくれないかも−。不安いっぱいのまま、意を決してかけた電話の向こう側から、懐かしい関西弁が返ってきた。「どないした、なんかあったんか」 本島南部の会社員マユミさん(37)=仮名=が、20年ぶりに聞く父(72)の声だった。