【宜野湾】2017年に米軍ヘリの部品が落下した宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園を沖縄防衛局の村井勝企画部長が27日に訪れた際、園の上空飛行停止を求めて宜野湾市議会が事故の翌年可決した決議・意見書について「知らなかった」と述べたことが分かった。村井部長は把握していなかったことを「すみませんでした」と謝り、内容を確認する意向を示したという。部長と面談した神谷園長は「どれだけ本気で現状に向き合っているのか」と疑問を呈した。

宜野湾市の保育園に落ちた円筒(2017年12月)

 決議と意見書は市議会の18年12月に全会一致で可決。市街地上空を米軍機が飛行する現状が全く改善されていないとして、米軍普天間飛行場を離着陸する米軍ヘリの園上空の飛行停止を求めた。

 面談で防衛局側は、琉球大学の渡嘉敷健准教授が18年11月から園で実施している米軍機騒音の測定結果について、保育園の要望を踏まえ昨年12月初旬に米側へ提出したと説明。米側は「今後も飛行ルートを順守する」と応じたという。

 面談には渡嘉敷准教授のほか、保育園の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」のメンバーが同席した。防衛局は、園上空の飛行停止に向けて複数の対策案を示した上で、検討したいと話したという。