2016年7月に入所者19人が刺殺された相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の建て替えで、神奈川県は29日、事件現場となった居住棟の新築工事を開始した。敷地内の管理棟と体育館は改修する。来年4月の完成を目指している。

 建て替え工事のため、「津久井やまゆり園」に入るトラック=29日午前、相模原市

 かつての居住棟は既に解体され、入所者は現在、横浜市の「芹が谷園舎」に仮移転している。県は、相模原市の現在地と仮移転先周辺の計2カ所に定員各66人の小規模施設を整備する計画。仮移転先周辺でも年内に工事を始め、来年中に完成させる方針だ。

 県は園職員などと支援チームをつくり、施設完成時に入所者がどこに住みたいかの意思確認を進めている。(共同通信)