重度の病気を抱える子どもと、その家族に沖縄観光を楽しんでもらえるための宿泊施設「青と碧と白と沖縄」が恩納村に完成した。26日関係者に公開された。公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」(東京都、大住力代表)が日本財団などの支援を受けて建設した。3月15日に開業する。

公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」が建設した宿泊施設「青と碧と白と沖縄」の客室=26日、恩納村

宿泊施設の完成を祝う関係者ら。自然の風を取り入れる煙突状の外観が特徴的な建物だ(提供)

公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」が建設した宿泊施設「青と碧と白と沖縄」の客室=26日、恩納村 宿泊施設の完成を祝う関係者ら。自然の風を取り入れる煙突状の外観が特徴的な建物だ(提供)

 宿泊施設は地上2階建ての円形状。敷地面積は約1200平方メートル、延べ床面積は約320平方メートルで客室面積は30平方メートル。屋上には庭園が設けられ、自然の風を取り入れる煙突状の建造物が特徴的な外観だ。

 宿泊客と地元住民らが料理教室などを通して交流できる多目的ルームも備えている。沖縄の自然の中で非日常を体験し休息できる施設を目指す。病気を忘れて旅行を楽しんでもらうため、あえて医療設備は備えていない。緊急時の医療支援は沖縄市にある中頭病院が担うという。

 施設には、難病の子らのほか一般客も宿泊できる。大住代表は「施設内はバリアフリー対応を最小限にとどめた。宿泊客同士が車いすの移動などで支援し合い、バリアフリーの意義を実感してもらうため」と説明。「旅行を通して社会との結び付きを再認識するきっかけにしたい」と話した。

 施設運営はKPGホテル&リゾート(読谷村、田中正男社長)が協力する。