沖縄セルラー電話(湯淺英雄社長)が29日発表した2020年3月期の第3四半期決算(子会社3社と連結)は、売上高に当たる営業収益が前年同期比1・7%増の508億5800万円、経常利益は7・7%増の113億8200万円で増収増益だった。

沖縄セルラー電話本社

 端末と通信サービスのセット販売を禁止する電気通信事業法の改正で、携帯端末の販売収入は減少したが、解約率が改善。総契約数が増えた結果、通信料収入が増加した。当期純利益は8・5%増の78億9400万円。営業収益、経常利益、純利益ともに、過去最高を更新し、通期業績予想を上方修正した。

 モバイルの総契約数は2・8%増の72万1300件。特に格安のUQモバイルが36・4%増えた。新規契約から解約を差し引いた純増数は、38・3%減の1万1900件だったが、通期予測の1万件を突破。解約率は前年同期より0・15ポイント改善した。

 光通信回線の回線純増数は10・1%減の6200件、累計回線数は8・7%増の10万1500件だった。

 auでんきは、予想を上回る申し込みがあり実質2カ月で6300件契約に達した。

 これらを受けて、昨年4月に発表した通期業績予想を上方修正した。営業収益を19億円増の675億円、経常利益を5億円増の135億5千万円、当期純利益を2億円増の94億円とした。モバイル、光通信回線の純増数、auでんきの契約予想も修正した。

 友利克輝取締役経営管理本部長は「2、3月が最大の商戦期。増収・増益・連続増配の3増に加え、配当性向40%超えを目指したい」と語った。