めんたいこ製造大手の「やまやコミュニケーションズ」(福岡県)の元専務の山脇実利氏が県内に設立した「沖縄やまや」(山脇代表)の販売店と工場が1日、豊見城市で営業を開始した。県内の消費者の好みを調べて、清酒の代わりに泡盛を、ユズこしょうの代わりにシークヮーサー果汁を使い、塩も県産にこだわった沖縄オリジナルのめんたいこを開発。食堂を兼ねた店舗での販売や、県内のスーパー、飲食店への卸販売などで年商1億5千万円を目指す。

沖縄独自の味付けにしためんたいこの流通拡大を目指す「沖縄やまや」の山脇実利代表=1日、豊見城市

 県内での販売体制が整えば、「やまや」が台湾で運営している飲食店や、香港の百貨店やレストランなどへの輸出にも乗り出す。

 沖縄やまやは山脇代表が出資して設立され、「やまや」と資本上のつながりはない。県内で生活したいと考えていたところ、辛さだけでなくコクとうまみのある「やまや」のような「本場のめんたいこを普及したい」と思い立った。

 「やまや」から製法や企業ロゴの使用許可をもらい、昨年会社を設立。忠孝酒造の泡盛「夢航海」を原料に使用している関係から、同酒造の見学施設「くぅーすの杜忠孝蔵」の敷地内に、会社兼工場・店舗を造った。めんたいこは120グラム1080円(税込み)。80グラムは648円(同)。

 山脇代表は「2年間掛けて沖縄に合う味を追求し、辛さ控えめの食べやすい味に仕上げた。福岡で40年以上培ってきた技術と製法を沖縄でも広げたい」と抱負を述べた。