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徳島から「基地は日本全体の問題」 住民投票考えるイベント

2020年2月3日 14:00

 【徳島市で伊集竜太郎】徳島市の住民投票と沖縄の県民投票を通して民主主義について考えようと、徳島市内で開かれた市民イベント名護市辺野古の新基地建設に必要な埋め立てに「ノー」を突き付けた県民投票の結果実現に向け、「基地は日本全体の問題」「一人一人ができることを」などの声が上がった。

県民投票や民主主義についてのトークライブを聞く参加者=2日、徳島市・ノースショア

 トークライブでは、住民投票に詳しい成蹊大学法科大学院の武田真一郎教授とジャーナリストの今井一さん、「辺野古」県民投票の会の代表を務めた元山仁士郎さんが登壇した。

 武田教授は、徳島では可動堰(ぜき)建設に市長権限が及ばないため市民が直接政府に要請したが、沖縄は知事に埋め立て承認の撤回権限があり、「知事が結果を踏まえ再撤回すると県民は安心していた」と指摘。県民が再撤回を求めるなら「県民投票の会が知事に要請してはどうか」と話した。

 今井さんは、住民の直接請求による住民投票の大半は行政施策に対する「拒否権発動型だ」とし、市民自ら施策を提案する主体的な住民投票実施を提案した。

 元山さんは、県民投票後に沖縄タイムスが実施した沖縄を除く46都道府県知事へのアンケートで、県民投票の結果を「尊重すべきだ」と回答したのが2県だけで、徳島は含まれていないと紹介。「徳島でも結果を尊重するよう県議会や市町村議会に求めるなど、一人一人ができることをやってほしい」と訴えた。

 1月から計3回勉強会をした徳島県内の中高生13人も意見を交わした。「政府はなぜ辺野古の工事を止めて沖縄の意見を聞かないのか。それがすごい悲しかった」と生徒が涙ぐむ場面もあった。

 主催した実行委共同代表の伊勢達郎さんと住友達也さんは「基地は沖縄の問題ではなく日本全体の問題。徳島からも全国へ発信していきたい」と語った。

 イベントは2日間あり、主催者発表で計千人以上が参加した。

(写図説明)県民投票や民主主義についてのトークライブを聞く参加者=2日、徳島市・ノースショア

 
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