県内でフリースクールや夜間中学校を運営しているNPO法人珊瑚舎(さんごしゃ)スコーレ(那覇市樋川、星野人史理事長)が、来年4月に南城市佐敷に移転する。併せてフリースクールの高等部は、学校教育法に基づく高等専修学校にする予定で、運営する学校法人を近く立ち上げる。修了すれば高校卒業と同等とみなされ、大学入学資格も得られるのが特徴。星野理事長は「自然に恵まれた環境で理想の学校文化を育み、卒業後の進路の幅も広げたい」と話している。

 移転先は南城市佐敷津波古の馬天自動車学校近く。現校舎では自然体験などが限定されるため、移転先を探していた。

 これまで高等部の生徒が大学進学などを希望する場合は、所定の課程とは別に高校卒業程度認定試験を受ける必要があった。

 高等部は、新たに立ち上げる学校法人「雙星舎(そうせいしゃ)(仮称)」が運営する。これまでと同じ3年課程で、1学年の定員は14人程度とする予定。理事長は星野氏が兼務する。

 スコーレは2001年に開校。一般的なフリースクールと違って授業があり、表現や思索を重視する教育を実践している。現在は若者向けの初等部・中等部・高等部のほか、中学校未修了者や学び直しの人のために夜間中学校を運営している。新校舎の建設では、生徒や職員が土地の造成や内装、家具作りも手掛ける。

 問い合わせはスコーレ、電話098(836)9011。移転費の寄付も募っている。