文・岡田有里(ファイナンシャルプランナー)

自分の貯蓄力もチェック!


今年のマネープランを立てましたか? 去年より貯金を増やしたい! と思う方にお勧めしたい、ストレスをためずに貯蓄力をアップさせる固定費の節約と自分の貯蓄可能金額を計算する方法を紹介しましょう。

家計の支出は固定費と変動費の二つに分かれます。固定費とは定期的に一定金額かかる費用の事で、家賃、ローン、保険料、税金など=表①。変動費は行動や選択に応じて変動する費用です=表②。手取り収入から固定費と変動費を引いた残りが貯蓄可能な金額です。節約というと「外食やレジャーを減らす」など我慢する事を思い浮かべますが、変動費の節約はストレスがたまり、断念すると効果がなくなるのが難点です。それに対して各種の固定費削減は一度手続きすれば効果が続き、収入の増減に関係なくでき、貯蓄力アップに効果的です。方法は二つ。

①サービスの解約
使っていないサービスはまとめて解約しましょう。例えば音楽や雑誌のwebアプリ、クレジットカード年会費、Wi-Fiなどを解約すれば、翌月から利用額分の貯蓄が可能です。

②安い契約に変更
契約の変更手続きに手間がかかりますが、効果が絶大なのでおすすめです。特に住宅ローンと保険内容の変更は大きな効果を生む可能性があるので検討してみましょう。

 
 
 
 





※手取り年収の計算方法は、第9回を参照


住宅費用の見直し

住宅ローンは超低金利が続いています。契約から何年もたつ場合は金利引き下げ交渉をするか、別の金融機関に借り換えを検討してみましょう。メリットの可能性があるのは以下の三つ。

●返済期間が10年以上ある

●残高が1000万円以上ある

●借り換え前後の金利差が1%以上ある

ただし、借り換えは個々の条件により変化するので金融機関の窓口で毎月返済額の利息の軽減や諸費用を試算してもらい、慎重に検討しましょう。賃貸住宅の家賃は引っ越しや家賃交渉で削減可能な場合があります。


保険費用の見直し

自動車やバイクの保険は運転者の年齢範囲や車両保険の免責タイプを見直すと保険料が下がる可能性があります。生命保険は掛け捨てタイプと貯蓄タイプがあります。自分や家族の保険を定期的に点検して保障内容が合わなければ追加加入する事が大切ですし、契約変更で保険料が削減できる可能性もあります。ただし、保険料削減を優先し過ぎて万一の時に補償不足にならないように専門家のアドバイスを得て慎重に検討をしましょう。

では、具体的に皆さんの貯蓄力をチェックしてみましょう。表①と②に家計の支出を書き出してお金の流れを把握し、【貯蓄力の計算式】に数字を書き込みましょう。貯蓄可能な割合は何パーセントでしたか? この数字を基に目標をたてると達成可能な貯蓄計画になります。2020年は始まったばかり。固定費を見直し貯蓄を楽しむ年にしてみませんか。

 

おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業を経て沖縄へ。女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動


『週刊ほ〜むぷらざ』女性のイマドキ!マネー術
第1693号 2020年1月9日発行号より転載