県出身ラッパー、Daia(ダイア)が2日、2作目のアルバム「Diddy Bop」を配信した。ロックやレゲエ、ヒップホップのリズムに、自分らしく生きるメッセージを言葉として乗せた。

自然体でメッセージを発信するラッパーのDaia=那覇市・沖縄タイムス社

 出身地の沖縄市を拠点に、東京をはじめ全国のヒップホップ・パーティーに出演を続けているダイア。さりげなく韻を踏んだリズム感のある詩が耳に訴える。

 高校卒業後の2010年ごろから活動を始め、17年にはアベマTVのラップオーディション番組「ラップスタア誕生」で初代チャンピオンに選ばれて注目された。

 「『レッツエンジョイ』の感じで楽しみながら、相手に(メッセージが)伝わるようにやっている」と自然体のスタイル。歌詞には日本語や英語、時にウチナーグチも飛び出す。「社会にはたくさんのしがらみがある。その中で楽しみながら、理にかなった表現をしたい」と話す。

 何げない沖縄の日常をはじめ格差社会への風刺など、詩の内容は幅広い。「流行に乗るのではなく、誰もが持っている痛みやハート、人間味を出したい」とのこだわりを持っている。

 初代チャンプから3年。20年を「勝負の年」と位置付ける。「肩で風を切って歩く感覚で、新しいことにチャレンジしたい」。同時に「沖縄のラップシーンの幅を広げたい」と目標を掲げた。(学芸部・天久仁)