「まず、漆も下地も、全て剥がした」。県無形文化財「琉球漆器」保持者の諸見由則さん(59)=那覇市首里石嶺町=は、2006年から続ける首里城の漆塗りを、こう振り返る。 巨大な琉球漆器と呼ばれる朱色の正殿は、1992年のオープンから強い日差しを浴びて色あせていた。