グソー(後生)の正月といわれる「十六日祭(ジュウルクニチー)」が9日、沖縄県内各地であった。家族や親族らが墓前に集り、花や重箱などを供え、親族の健康や子孫繁栄を願って先祖に手を合わせた。

家族3世代と親族らが集い、家族の健康と繁栄を願う友利正次さん(前列右から2人目)=9日、石垣市石垣

先祖に家族の健康を祈ったあと、持ち寄ったごちそうを食べる平良さんの親族=9日、宮古島市・袖山墓地公園

家族3世代と親族らが集い、家族の健康と繁栄を願う友利正次さん(前列右から2人目)=9日、石垣市石垣 先祖に家族の健康を祈ったあと、持ち寄ったごちそうを食べる平良さんの親族=9日、宮古島市・袖山墓地公園

 旧暦1月16日の行事で、特に盛んな宮古・八重山地域では日曜日ということもあり、午前中から多くの住民が墓前に詰めかけた。

 宮古島市平良の袖山墓地公園では、ウチカビを燃やしたり、先祖に供えたごちそうやお菓子を子どもたちが笑顔でほおばる姿が見られた。宮古島市平良東仲宗根の平良家では、4世代15人が墓前にそろった。平良保さん(76)は「きょうは孫が成長したことや家族がそれぞれ健康で一年を過ごせたと祖先に感謝した」と笑顔を見せた。

 石垣市内の墓地では会社員の友利正次さん(64)=市真栄里=の子や孫、親戚など18人が勢ぞろい。「一族の健康を祈った。先月に妻の弟が病気で倒れたこともある。何にしてもぴんぴんが一番いい」と話した。平真小学校に通う孫の彩柚あずさん(9)は「友だちとずっと仲良くできるようご先祖様に見守ってほしい」とほほ笑んだ。