沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、県内と海外を結ぶ航空路線の運航便数が23~29日の1週間で、前年同期比週79便の大幅減になると発表した。
主に中国・香港路線で運休・減便が相次いでいることや、日韓関係悪化に伴って縮小した韓国路線の回復が見込めない状況が原因だという。
OCVBによると、14日時点の航空路線の運休・減便の内訳は、中国本土が週29便減の4便、香港が週4便減の21便。日韓関係悪化に伴う航空路線の運休・減便となった韓国は、週46便減の29便だった。一方で、台湾は前年同数だった。
また、沖縄を訪れるクルーズツアーも、新型コロナウイルス感染拡大の影響で寄港キャンセルが相次いでいる。
県内の主要港(那覇港、平良港、石垣港、中城湾港)へ寄港を予定していたクルーズツアーも12日時点で、48件中33件が寄港を取りやめ、旅客定員数で最大7万3351人分のツアーがキャンセルとなった。寄港港の重複を含む。