[命ぐすい耳ぐすい 県医師会編](1222)

循環器病と喫煙

 狭心症、心筋梗塞などの循環器病を患い、病院を受診する患者さんは少なくありません。狭心症、心筋梗塞は心臓の筋肉を栄養する冠状動脈が狭くなったり、詰まったりして発症します。

 一方では、タバコの害を知りながら、なかなかやめきれずにいる喫煙者もたくさんいます。タバコの煙に含まれるニコチンは交感神経を刺激して末梢(まっしょう)血管を収縮させて血液の流れを悪くします。また心拍数を増やし、血圧を上昇させて心臓や血管へ悪影響を及ぼします。

 煙に含まれる一酸化炭素も動脈硬化を促進したり、不整脈の原因にもなります。

 喫煙は血管の内側の細胞を老化させ詰まりやすくし、心筋梗塞や狭心症の危険性を高めます。腎臓にも悪影響を及ぼし、それがさらに心臓機能を悪化させます。