沖縄県指定天然記念物ヨナグニサンの飼育展示を行う与那国町の施設アヤミハビル館の友の会「よなかまクラブ」が11日、ヨナグニサンのふんを使った染め物体験を行った。講師は徳美工房の長濵徳美さん。工房内の染め場を使い子どもら36人が参加した。

ヨナグニサンのふん染めをした手拭いを広げる子どもたちら=11日、与那国島

 島の言葉で「アヤミハビル」と呼ばれるヨナグニサンは幼虫からさなぎになるまでに約40日、1種類の葉を食べる。今回はトベラの葉とフカノキの葉を食べた幼虫の2種類の染め液を使用した。

 無地の手拭いを割り箸で挟むほか、ビー玉を包んで輪ゴムで縛り、煮立った染め液に漬けた後、定着液に浸した。参加者はふんを煮出した液の独特の臭いに驚きながらも作業を進め、染め上がった柄を互いに鑑賞し合った。

 初めて参加した秋吉愛子さん(33)は「与那国島ならではの貴重な体験ができて良い思い出になった。子どもが大きくなったら一緒に参加したい」と笑顔で話した。(金井瑠都通信員)