フォトグラファーの佐藤健寿(けんじ)さんを招いた第47期タイムス女性倶楽部の講演会が23日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。各国の遺跡や民族を写真に収めてきた佐藤さん。秀逸な作品の数々を紹介し、「現地に足を運ぶことで、報道などでは見られない世界に出会えた」と自身の体験を振り返った。

世界各地の「奇界」を紹介する佐藤健寿さん=23日、那覇市・パシフィックホテル沖縄

 約20年、世界の「奇景」や絶景を撮ってきた。

 講演で最初に見せたのは、中国貴州省の少数民族ミャオ族が住む「洞窟村」。高さ100メートル、幅200メートル、奥行き400メートルほどの洞窟に、家が30~40軒立ち並ぶ。中には学校があり、電気も使え、「人々の暮らしぶりは普通で、われわれとほとんど変わらなかった」と村の印象を語った。

 1年半ほど前、北朝鮮も訪れた。インラインスケートで遊ぶ子どもたち、大勢が集まる市民プールなど、さまざまな風景を紹介し「どの場所にもイメージ通りの部分、そうでない部分があり、実際に行ってみて気付く。皆さんが好奇心を持つきっかけになれば」と呼び掛けた。

 講演を聴いた那覇市の田仲智恵美さん(61)は「普段は見ることができない貴重な風景を見られて良かった」と話した。