【松田良孝通信員】首里城の再建に向けた募金活動がこのほど、雲林(ユンリン)県斗六(ドウリウ)市の環球科技(フアンチョウカジ)大学であった=写真。那覇市出身の井手賀奈子さん(19)ら沖縄の留学生6人が昨年11月初めから取り組み、台湾の学生やマレーシアなどの留学生も参加した。井手さんは「みんなが気に掛けてくれる。募金活動を通じて沖縄や日本のことがほかの学生に伝われば」と期待する。那覇市へ寄付を託す予定。

 首里東高卒業の井手さんは火災のあった日、「ぽっかり穴があいたみたいだった」、宜野湾市出身の松門英二さん(19)=中部商業高卒=も「実感が湧かなかった」と戸惑った。

 井手さんらは当日に日本人教員の芳賀俊成講師に募金活動の相談を始めた。沈健華(チェンチエンフア)学長は「学生たちの自主的な行動はほかの学生の模範になる」と評価した。

 大学に近い鉄道駅の斗六駅前での活動も計画。首里城に関する説明は台湾の同級生が買って出ており、那覇市出身の大場虎太朗さん(18)=興南高卒=は「自分たちはまだ中国語がうまく話せないので助かる」と話した。

 募金活動には宜野湾市出身の渡口盛丸さん(19)=浦添高卒=と金武音央さん(19)=浦添高卒、八重瀬町出身の親川南美さん(19)=糸満高卒=も参加した。