妊活・不妊に関する情報や交流の場を提供する「おきなわ妊活・不妊サポート協会」はこのほど、創立1周年を記念したトークイベント浦添市のハーモニーセンターで開いた。テレビやラジオパーソナリティーとして活動する玉城愛さん(45)が自身の不妊治療の体験を紹介。「体のケア以上に心のケアが大切。当事者が孤独を感じないよう悩みを共有できる場が必要だ」と強調した。約50人が聞き入った。

不妊治療について率直な疑問を銘苅桂子教授(右)に質問する宮城由香利協働代表(中央)と玉城愛さん=浦添市のハーモニーセンター

◆傷ついた一言

 30歳で結婚した玉城さんは、なかなか子宝に恵まれず「あえて子どもをつくらないの?」といった周囲の何げない一言にとても傷ついたという。2年後に本格的な不妊治療を始め、排卵日を予測するタイミング療法を試みたが妊娠には至らなかった。

 「子どもを授かることは当たり前じゃないんだ」と強く実感。しかし、周囲に不妊の悩みを打ち明けられず落ち込むことが増えた。

 人工授精にも挑戦したが、2回続けてうまくいかず。「無力感とやるせなさ。私以外の道行く人がみんな幸せそうに見えて、本当につらかった」と当時の心境を振り返った。

 子どもを授からないプレッシャーと申し訳なさで夫に2回別れを切り出したこともあったというが「2人で楽しく生きればいい」という夫の言葉に気持ちが救われたという。