日本自然保護協会と「ちゅら海を守り、活かす海人の会」は23、24の両日、新基地建設が進む沖縄県名護市の大浦湾の4カ所でサンゴの調査を実施し「サンゴの健康度が落ちている」との見解を示した。調査は毎年実施しており、今回で5回目。

サンゴを調査するダイバー(日本自然保護協会提供)

 調査地点は沖の瀬アオサンゴ群集、ユビエダハマサンゴ群集、チリビシミドリイシ群集、ハマサンゴの丘。

 サンゴの被度はいずれも調査を始めた2015年度より低下した。同協会の安部真理子主任は、本島東海岸では似たようなサンゴの環境が続いているが、勝連半島のサンゴの回復状況と比べると4カ所は悪くなっているとし「断言はできないが、工事の影響があるのでは」と推測した。

 また、アオサンゴ群集ではテルピオスとみられるカイメンによるサンゴの窒息死が、以前より多くの種類のサンゴに、より広範囲で見られたと報告した。