沖縄県名護市の東江小6年の山城大聖さん(12)=市数久田=が背負うランドセルは6年前、6歳上のいとこから譲り受けた。長持ちさせようと大切に扱ってきたが傷みも目立つ。いとこと合わせて12年間使ったランドセル。ともに登校する日も残りわずかだ。

いとこから引き継いだランドセルを背負う山城大聖さん=20日、名護市数久田

 ランドセルは祖父母がいとこにプレゼントしたもの。仲が良く、憧れだったいとこの卒業式の日に山城さんが引き継いだ。周りが新品でも「そんなに気にならなかった」と振り返る。表面を傷つけないように必ず立てて置くなど丁寧に扱ってきた。それでもしわが寄ったり、革が裂けたり。補修を重ねながら使い続けてきたが「これで終わり。あと6年は持たない」と自分の代で最後にする。

 ランドセルを贈った祖父は山城さんの入学前に亡くなった。祖母の島袋昭子さん(69)は「12年間も使ってくれてうれしい。天国のじいちゃんも喜んでいるはず」と笑顔だ。山城さんは「12年間ありがとう」とランドセルに感謝している。卒業後は自宅で保管するつもりという。