今月19日に沖縄県の米軍北部訓練場に侵入したとして刑事特別法違反容疑で高江ヘリパッドに反対する市民5人が逮捕された事件に関し、沖縄県警警備1課男性警察官が「何回も(訓練場に)入るのは極悪人ですよ」と別の市民に発言していたことが分かった。同課は「被疑者とはいえ、極悪人と表現したことは適正さを欠くものだった」と謝罪した。

沖縄県警のエンブレム(資料写真)

 発言は25日午後6時ごろ、本部町塩川の辺野古新基地建設の土砂搬出現場であった。発言は複数の市民が聞き、一人の男性は「極悪人だから裁判所が逮捕状を出したと、警官は繰り返した」と取材に答えた。

 同課によると、刑特法事件で逮捕者5人に対する勾留請求を裁判所が却下したことから、市民メンバーが警官に対し「却下されたということは事件でなかったということだ」と言い寄った。警官は「犯罪があったのは確かで(検察は)悪質だから勾留請求したのではないか」と返した。

 「悪質とは何か、何が悪質だ」と主張した市民に対し、先の発言があったという。同課は「警備現場で常に冷静沈着、丁寧な対応をするよう指導を徹底したい」とコメントした。