運輸安全委員会は27日、横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の自動運転車両が昨年6月に逆走した事故の経過報告書を公表した。事故当日の走行中、車両内部にある進行方向をモーター制御装置に伝える電線が断線したのが逆走の原因。逆走を検知し非常ブレーキをかけるシステムも作動しなかった。今後は最終報告書に向け、車両の設計過程などの分析を進める。

 断線していたモーター制御装置につながる電線(運輸安全委提供)

 報告書によると運営会社や車両メーカーは、事故車と同型の車両を設計する際、起きる可能性があるトラブルの網羅的な検討を欠いた。無人運転で異常が起きても、乗務員が対応しようがないことや断線による逆走は想定外になっていた。(共同通信)