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学校生活、突然のピリオド? 「しっかり送り出してあげたいのに」戸惑う教育現場

2020年2月28日 10:48
9秒でまるわかり!
  • 突然の政府による臨時休校要請に県内の教育現場も戸惑いが広がった
  • 3週間の休校となれば年間10%授業が削られるといい、頭を抱える
  • 学習のまとめや卒業式を控える時期であり「最悪のタイミングだ」

 沖縄県内の市町村教育委員会など学校現場の関係者には突然の政府発表に戸惑いが広がり、「混乱を招く」などと政府の対応を疑問視する指摘も相次いだ。

(資料写真)教室

 沖縄市教委は27日夕方に小中学校に卒業式の短縮開催の指針を出したばかり。ある幹部は「複数の校長から『高校受験はどうなるのか』と戸惑いの電話がきた」と明かす。約3週間の休校となれば年間10%授業が削られるといい「教員をどうフォローしていけばいいのか」と頭を抱える。

 豊見城市教委の幹部は「試験をどうするか、成績(通信簿)をどうするか、卒業に必要な授業日数など問題は山積だ」と戸惑いを隠さない。共働き世帯の保護者や子どもたちの支援も必要だとし、28日朝の会議で対応を決めるとした。

 宮古島市教委の担当者も「政府の方針なら仕方ないが、例年通りの授業日数が確保できなくなってしまう」と困惑。学習保障として休校中でも子どもたちが自宅で勉強できるような対策が必要だと指摘した。

 ある市教委の幹部は「6年生や退職予定の先生たちは新型コロナで突然、学校生活に休止符を打たれてしまう。しっかり送り出してあげたいのに」と悔やむ。

 学習のまとめや卒業式の練習などが続く大切な時期でもあり、「タイミングとしては最悪だ。混乱のもとになる」と漏らした。

 高教組の福元勇司委員長は「3月は進級準備の大事な時期。休校になると課題がある生徒へのフォローができないまま新年度を迎えてしまう」と危惧。高校入試も目前に控え、「感染拡大を防ぐためなのは分かるが、学校の取り組みを一切やめるというのは暴論ではないか」と指摘した。

 沖教組の佐賀裕敏委員長は「中学校はやるべき授業がほぼ終わりに差し掛かっている時期だが、受験を控える3年生が心配だ。小学校にとっても3月は学年のまとめがあり、それができないままの進級だと子どもも不安だろう」と述べた。

<各市町村の臨時休校の対応一覧>

 
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